MOVIE 動画で分かる業界の今とこれから

コラム

業界丸ごと「変革の時!」

少子高齢化が一気に進む2025年。私たちを取り巻く多くの産業や従事する人々の働き方にも劇的な変化が生まれています。特に今回取り上げる建設業界は、長年の慣習を越えて今まさに「変革の時!」是非、今回のイベントに参加して「見える現場の進化」や「見えないバックヤードの変化」を感じ取って欲しいと思います。どんどん進むDX化、進化する道具、未経験就職のハードルは今グッと下がって来ました。あなたの未来の選択肢の一つに是非、建設業界を加えてみてください。そこに大きなチャンスが待っています!

見える現場、見えないバックヤード

そもそも建設業と言えば、街中で見かける工事現場を描く方が多いでしょう。細部の細部はもちろん職人技で完遂するのですが、そこに至るまでには「綿密な打ち合わせ・斬新なアイデア・法令順守・資材調達」などスピード感をもって準備するバックヤードの力が欠かせません。そこで是非着目して戴きたいのが“建設の要”とも言うべき「施工管理職」。建設業界でよく耳にする人手不足とは、実はこの「見えない管理部門」の人材不足でもあるのです。バブル崩壊後の経済不況時に、建設の専門を学んだ新卒採用がしばらく滞ってしまったことが大きな要因とも言われています。

近年はその資格取得の要件が大幅に緩和され、未経験から目指せる仕事になって来ました。業界未経験からバックヤード補助としてスタートした方にも、経験を経て「施工管理技士(国家資格)」の受験資格が与えられるようになっているのです。この職種は「安全・品質・原価・工程」など建設プロジェクトを総合管理する仕事で、若手・ミドル層の方はもちろん、業界全体で「女性の積極採用」を強く推進しています。

さらに働き方改革の一環として、施工管理職の仕事を分業した「建設ディレクター」と呼ばれる職種も新しく登場。事務処理経験やコミュニケーション力を活かして働く、完全オフィスワークの仕事です。デジタル化が進み、現場からのデータが瞬時に送信され、必要な事務処理を同時に進行していくまさに今時の働き方改革です。変化の時だからこそ生まれてきた新しい仕事へのチャンス、あなたも掴んでみませんか。

《国土交通省》建設業働き方改革加速化プログラムの推進

団塊の世代(第一次ベビーブーム世代)の方々が大量に離職していく時代に差し掛かって、国を挙げての職場環境整備が急速に進められています。

【建設業働き方改革加速化プログラムの3本柱】
・長時間労働の是正 ※週休2日工事の拡大など
・給与・社会保険の整備 ※技能や経験にふさわしい処遇(給与)を実現
・生産性向上 ※IoTや新技術の導入等、施工品質の向上と省力化

「大きなものを造りたい!」未経験から叶える夢

かつて高度経済成長1964年「第一回東京オリンピック」開催を目指して、近代都市へと一気に変貌を遂げていった首都東京。首都高・新幹線・地下鉄などなど皆さんの現代生活を支えている多くのレガシーは、その時代につくられたものです。そしてそこから60年の時が過ぎた今、東京を始めとして日本全国のインフラを再整備しなければならない時期を迎えています。つまり建設業界は今後数10年に渡って非常に大きなニーズを抱えている成長産業なのです。