ONLINE SEMINAR 業界を学ぼう!
各業界の「今」がわかるオンラインセミナー!
環境関連業界
今、無関心ではいられないキーワードの一つ、それが「環境問題」ではないでしょうか。ジワジワと表面化してきたその変化が引き起こす様々な課題。そこに立ち向かう環境関連産業の市場規模は、日本の全産業の中でも11.3%を占めるほどに大きくなってきました。皆さんも今回のフェアを通じ、消費者として意識する環境問題とともに、その“課題に立ち向かう仕事”を身近に感じていただければと思います。未来を拓くのは画期的な研究開発だけではありません。日常を支える一つひとつの地道な仕事の中にも、貴方が出来る貢献がたくさんあります。“環境問題に携わる仕事”があなたの選択肢の一つになれば幸いです。
- 環境に関わる仕事「4つの分野」
-
環境省では環境産業を次の4つの分野に仕分けしています。
①環境汚染防止
大気・土壌・水質・騒音・振動など、私たちの暮らしに直接影響のある環境課題。そこには様々な調査や対策に貢献する企業がたくさん活躍しています。もちろん計測機器メーカーから化学物質の研究まで、技術部門の仕事も拡がっています。
②地球温暖化対策
過去最多の猛暑日を記録した8月の東京、2025年はまさに歴史的な夏となっています。持続可能な社会を目指すカーボンニュートラル(温室効果を持つCO2削減)が叫ばれ、地球環境に負荷の少ない自然界のエネルギーの活用(※再生可能エネルギー)が進められています。さらに蓄電池の開発・普及、エコ住宅や省エネ家電、そして低燃費のエコカー開発など、全ての生活必需品に対して“環境配慮型”が求められています。
③廃棄物処理・資源有効利用
今や学校教育の中でも学ぶ機会が増えている「3R(スリーアール)」という言葉。
▶︎Reduce(リデュース)耐久性の高い製品の提供や長く使う取り組みのこと
▶︎Reuse(リユース)繰り返し使うこと
▶︎Recycle(リサイクル)資源として再生利用すること。
廃棄物の回収・運搬・分別・洗浄・修理・再生・流通・輸出や、製品のリース・レンタルなど様々な役割を担う企業の働きがあってこそ3Rは実現していきます。
④自然環境保全
近年では“エコツーリズム”という言葉も耳にするようになりました。これは地域の自然環境や歴史・文化を体験学習しながら、その保全にも責任を持つ観光のあり方です。人々が環境保護意識を向上させていくことも大切な試みとなっています。また頻繁に起こる水害防止対策の上でも、保水機能を再生するための森林保全や緑化整備なども重要な事業として取り上げられています。
- 今、企業に求められる「サステナビリティ経営」
-
かつては「CSR/企業の社会的責任」として「本業以外の枠組みでの社会貢献」を実施してきた企業も、今では本業を通じて社会のサステナビリティに貢献することが求められています。それこそが企業価値を上げ、顧客や資金調達の拡大、企業競争力の確保、さらには従業員の働くモチベーションにも大きく関わってくるからです。
皆さんもこのフェアを通じて「自分が出来る環境対策」「環境問題を解決する仕事」「サステナビリティ経営に取組む企業」など“見て・聴いて・知って”、是非「職業としての未来」を見つけてください!
介護関連業界
急激に進む高齢化を背景に2000年4月に施行された「介護保険法」。“介護が必要な人を社会全体で支えるための仕組み”としてつくられ、3年ごとに改正され今に至っています。そして迎えた2025年は一つの大きな転換期となります。「団塊の世代(※戦後の第一次ベビーブームに誕生)」約800万人の方々が後期高齢者(※75歳を超える)となり、総数は約2,000万人にも上ります。これからの社会は医療・福祉はもちろん、暮らし方や社会全体の生産性に至るまで様々な課題が予想されています。それが皆さんもよく耳にする「2025年問題」です。是非このフェアをキッカケに、一つの大切な役割としての「介護の仕事」を考えてみて下さい。
- 知っておきたい「地域包括ケアシステム」とは
-
要介護の方々を社会全体で支える仕組みとして、各自治体を中心に進められているのが「地域包括ケアシステム」の構築です。「住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを…」一人ひとりの思いに応えるために、医療・介護・予防・生活支援などを一体化したエリア支援体制は、これからの社会には本当に大切になってきます。それぞれの支援の情報共有や連動も進み(※介護版DX)、医療分野も福祉介護分野も、今や日本の主要産業の一つとなっているのです。
地域包括ケアシステムとは・・・
住み慣れた場所で自分らしい暮らしを最後までおくれるように、福祉・介護サービスや医療、生活支援など、生活上の安心や健康を確保するために必要なサービスを適切に提供できる体制のことを言います。高齢化社会を迎えるにあたり、地域の福祉施設や医療機関、生活支援サービスを提供するNPO法人、行政などの関係者が連携、協力した一体的な支援体制の構築が進められています。
- 初めて介護の仕事を考える時に…
-
「給与は、働きやすさは、キャリアアップは、、、」
皆さんが抱く介護業界のイメージ、初めて介護の仕事を考える皆さんの目にはどう映っていることでしょう?
恐らく“少々分かりづらい業界”と思われている方も多いのではないでしょうか。それは医療や福祉の分野は、全てが法律の中でカタチ作られてきたからだと思います。介護保険法が生まれてようやく25年、重なる改正を経て、今大きな変化へと結び付いています。皆さんが抱いてきた職業イメージを、このフェアで進化させていただければ幸いです。各企業ブースで、是非、積極的に質問をしてみてださい。
~ここでは、いくつか基本的な知識をお伝えしておきましょう~
【例えば“給与待遇やキャリアアップ”について】
「介護職員初任者研修」を受講することからスタートし(※東京都の支援により無料受講可能)、介護福祉士実務者研修、介護福祉士(国家資格)と順次資格を上げていくことによって、給与待遇も含めた将来のキャリアを作っていくことが出来ます。
【例えば“希望する働き方”について】
要介護者の状況や状態によって必要な支援はそれぞれ異なるために、本当に様々な種類の施設・介護サービスが展開されています。もちろんそこに従事する方々の働き方もそれぞれに異なります。実は介護業界は、あなたの希望に沿った職場を探すことが出来る業界なのです。
【そして始まった!介護職員等処遇改善加算】
2024年6月、介護職員の“処遇改善”にとって大きな改正がスタートしました!これは「職員の働きやすさを向上させる取り組みを行った事業所」に対して、介護報酬支給額を上乗せする(加算)制度です。例えば「キャリアアップ支援・家庭との両立支援・健康管理体制・介護ロボット導入やICT化など」職場環境を向上させることによって、そこで働く職員の処遇が加算されていくという嬉しい仕組みです。各施設からの申請は本年4月から受付開始されましたので、今後は目指す職場の処遇がどう進化していくのかなども、職場選びの一つの目安にもなっていきます。